東日本大震災や近年の豪雨・水害において、道路が断絶された現場で超小型バイク「仔猿」がどのように活躍したか、実際の事例とともに災害時の有効性をご紹 介します。
「もしも」の時に真価を発揮する、最小の移動ツール
災害と移動 — 仔猿が生活の足となった記録と、日常の備え
災害は無いに越したことはありません。しかし、地震や豪雨などによって一度日常 の交通網が遮断されたとき、人間の「移動」や「生活と足」は一瞬で奪われてしまいます。
仔猿(Kozaru)は一見すると小さな趣味のバイクですが、極限状態におい て人の役に立つ「実用道具」としての側面を秘めています。
2011年の東日本大震災の際、首都圏では公共交通機関が完全にストップし、膨 大な「帰宅困難者」が発生しました。 その経験から、混乱する街を移動するための手段として仔猿を選び、会社のロッカーに収めることにし たそうです。 それはやりすぎでない気がします。
また、大きな被害を受けた仙台のひざ下浸水地域においては、瓦礫や泥で通常の車 両が一切通行できない中、仔猿が日常の買い物や救援物資の移動、連絡の足として直接的に生活を支えたという実話があります。 水害では、水が引いても移動の方法が問題になったりします。 道路の欠損な どクルマは通れないけどバイクならという困った状況に会います。
大きな車や大型バイクでは通過できない場所でも、仔猿ならすり抜け、時には持 ち上げて難所を突破できます。
【検証映像】山崩れ現場を担いで突破する仔猿
※大雨や地震による土砂崩れなど、 通常の車両では通行不能な悪路であって も、大人の手で持ち上げて容易に回避・移動が可能です。
いざという時に仔猿を最高のレ
スキューツールとして機能させるためには、日頃 の正しい準備が必要です。
1. 燃料は「その時」に入れる
ガソリンをタンクやキャブレターに入れたまま長期保管すると、燃料の劣化や目詰 まりの原因になります。普段は燃料を完全に抜き、非常時にすぐに注げるよう携行缶や手順を整えておくのが鉄則です。500㏄とかの携行管 も入手出来で便利です。
普段から各部を磨き、いつでも動かせる状態を保つ こと。愛車を慈しむ日々のメンテナンスそのものが、そのまま「万が一」への備えになります。
仔猿はスピードを競うための乗り物ではありません。しかし、どんな悪路や混乱の 中でも、確実にあなたを前へ進めるための「最小のオートバイ」です。
普段はガレージや部屋で眺め、走らせて心を満たす「宝物」。
そしていざという時には、自分や家族の足となって暮らしを守る「頼もしい相 棒」。
普段の遊びの延長線上に、静かに「備え」を忍ばせておく――それもまた、仔猿 との豊かな付き合い方の一つです。
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