「学校では習ったが」  キットバイクに必要なものつくり基礎工学事始

よ く、料理人の見習いは食器洗いだけしかさせてもらえないといわれる。
実際,いきなりしたことのない人に料理を作られても口にするのは疑問を感じながらであろう。
この本ではなるべく始めてあるいは知らずに使っていた部品や,機構を説明していきたいと思う.
模型やキットや工作などでも、出きるかな?と思うハードルを見て購入を決めるのだろうが,途中で,これはやったことが無かっ たなんてものに出会うことがある。 
また知っているつもりでも単に使っているより、ひとつでも新しい,正しい事を知っておくのでは確実性などが変わってくる。 
私も少年のころにはロケットに乗って宇宙にいって見たいと思ったものだ。
そうしたら良いものを作ったり接したりするとき,基礎知識がとても重要でそれしか頼りにならないものだ,
有る意味キットを買って,夜にでも一人作業を始めるときの気分は宇宙船にいる自分と変わらないのだ.。
そう、メカニズムアストロノートになっているのだ。
キット部品を工作し始め削ったり,仕上げたり,工作や多少間違っても目的の達成できるレベルを越え,出会うの古人や先端技術 の大身が分かり始め
ディープとはいえ、興味を持ったものだけが入れる、人類の知恵の世界への入り口であろう。

クリックすると元のサイズで表示します
BC間に取り付けたシートベルトをAの方向に引っ張る。
力P1はP2とP3の分力に分かれる。 
さて分力P2は、P1より大きくなっちゃうが、そうかなあ。

実験では同じ仕様のバネを用いる。
 p1部で20ミリ引張るとP2部では約35ミリ伸びた。 P2のほうが力が大きいということ。 だあ。 シシガタを書こう。
クリックすると元のサイズで表示します学 校で教科書で習った事は体験してないと身についていないという事。の例でした。

2005/9/5

----ワッシャーーーーーー

ワッシャーはいれるかどうか良く聞かれる所である.
規則性は有るが、念のため入れておこうなどという理由で決められることも有るので、不明な場合も出てくるのだ.
いくつかの規則性を記してみよう.

スプリングワッシャー これは目的がゆるみ止めであるので,緩みそうなところつまり,振動の多いところや,絶対に揺るんでは困る とこ ろに使うように決められている. 
研究が深くない製品では、そういう点ではスプリングワッシャが多く使われてしまう。
また、ゆるみ止め効果の高いナットや,凝固接着剤なども出現し,使わなくなっているケースも多くなってきている. 

昔のバイクなどでは、ばらして見ると,間に合わせに使った身元不明のスプリングワッシャ-がスプリング力も無くなり,死んだよう にへ たった物も有る。 
あくまで、スプリングの反発力で,ネジ面の摩擦力をまして,緩みにくくしている原理から見たら,これでは用をなさ ない. またほんの少しだが,スプリング力と重量によって,緩みはじめの振動発生を少なくし,それが緩みの発生を押さえると言う理屈 も含まれる.

スプリングワッシャーが緩み止めの役割を持つかといって、ナットをゆるく締めて済ます、ということなく、スプリングワッシャを入 れて 締め付けトルクで締めるというのが普通である。
またスプリングワッシャのバネ力を利用して、ゆるみ止めにするので、スプリングワッ シャは断面を四角くして、ばね力を高め、締めあがったときにナットとの当たり面が平たくなって、緩みにくくするというようになってい る。
最近では、ネジ自体の強度があがったことと、実績値で判明したことなどからスプリングワッシャーなしの部分も増えてきている。目 的は コストダウンが主だが、シンプル化という点では好ましいことだと思う。

 ところで、締めあがった状態での使用が正常ときした、スプリングワッシャーだが、締め上げない状態で使用する場合が実はある。
キャブレターのチョークレバー回転運動にスプリングワッシャーをスプリングとして使用し、レバーの動き具合を緩まず動かずに適度 に調 節しているのは頭の良い好例だ。 同例は車体などでも見出すことができる。ただのゆるみ止めとしてだけでなく、原理から考え使えるよ うにしたアイデアといえよう。

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2005/8/24



ところで6ミリボルトだと,6角ネジなら対辺が10ミリなのに、ソケットネジでは内6角だと5ミリと半分であることに不思議を感じる。
 確かに6角ネジにメガネレンチを内6角に6角棒を差し込むのなら、スパナの表面で押し付ける圧力,いいかえれば,工具がなめてしまうだろう力は内6角のほうが大きいので厳しい. それなのにネジがなめない理由は,ソケットボルトではネジの強さがある分硬度が高いので、耐えるのである。
しかし当然の事ながら,ぴたりと合ってない工具や角の丸まり始めた工具を使えば,6角スパナも穴も崩れていくので丁寧に良い工具で作業する必要が出てくるのは言うまでも無い.

**かこみで 


 しっかり締めたい高力ボルトでは頭の内側が工具が入るようになったソケットボルト(キャップボルトともいう)も良く使われる. 

内6角のボルトなどと呼ぶことも有る.
  これもサイズと径、使用工具が決まっているので,便利だし,結構規則性が有るので面白い.
このボルトの頭で、まれに設計して寸法をつめたい事があるが,穴の深さを追いかけると,ボルトの頭の強度不足が発生するし,
標準のボルトもそう見るとかなりテストされて,吟味されたものであることに築き,ボルトメーカーと言う目立たない記号の姿勢に関心さえするものだ.

 

**HOREXブレーキボルト -かこみ記事で
ボルトの頭で12角というのも有る,正確には12角形でなく,12の角を持ったものだが,航空機用やエンジン大端部の締めつけなど,高力,絶対確実な個所に用いられている.
相当特殊な例だが,HOREX644OSCAのフロントブレーキキャリパーを止めるボルトにはこれが用いられている. 
普通のソケットボルトでは頭が大きいので,コンパクト化でやく1ミリ小さい頭を持つ12角ボルトを採用している.さらにネジ径は10ミリなのだが,インチ用の頭を使用し,径を落としたものだ,あまりにも特殊だが,機能にこだわるとそういうボルトさえ作るという設計屋の特性をあらわした例としては分かりやすい.
殆ど聞いたことの無い例だがこれなどはインチとミリの両寸法の美味しいところを採用した,平和な時代だから出来た妙と言えよう.
(参照なぜインチとミリ) インチとミリは別記

ボルトの頭はそれでも、少しでも重量を軽減するなどの理由で,斜めに削り取ったり,周り止めの穴を開けたり,熱の影響を拡散したりなど、高度な性能が要求される場でも改良、オリジナル化されている.
それが時を経て,我々の手に入る価格で標準化されているのだ.
 おそらく100年前のボルトと言うのは高価なものであっただろう. 
今では25年ほど前には一本10万円前後で専用製作されていたレース用のM6*25ぐらいのチタンボルトでさえ、1000円以下で近似品が手に入る量産技術が出現している.それでも高価だが....

たしかに同じ意味で,最初に作り始めたメーカーやねじ研究者の努力により、ネジの頭は実は丁寧に作られているのだ,
いいかえれば,締めてて頭がぽろっと取れることの無いように,そして、材料の無駄が無いようになど,合理的な結果の形状である.恐らく今後も新しい頭が考案されていくのであろう.

---ボルト頭にスパナを当てると、面ではあたらない---
 ところでスパナを6角ボルトの頭に当てたとき,2たつの面が当たって,ボルトを緩めたり締めたりするのだが、面で当たっているように見えて,実は面で合ったっているわけではない!!??。
 ボルトの頭の間隔幅が仮に10ミリだとすると,すぱなの面の間隔幅は10.1ミリくらいある.つまり0.1ミリの隙間が開いているのだ。
もし0ならピタリだが,それでは作業性が悪すぎたり、その精度を維持するスパナと部位の組み合わせを維持するため、結果として高価なものになってしまうし,確実に締まるなら,そこまでコストをかける必要は無い. 
そういう理由から,隙間が遊びとして存在しているわけだが,接する部分は回すときにはボルトの角が線状に接しているに過ぎない.
スパナの力を入れることは、ボルトの角を丸めようとしているような状態でとても苦しい. 
そこでなるべくピタリとした工具を選ぶことが良いことになるわけだ.

同じ微細に見れば角が当たる状態はメガネスパナでも起きている.ただ2面スパナに比べれば,6箇所も当たり,力が平均的に分散されるのでネジの頭にもやさしく,しっかり作業ができるわけだ. 前述したHOREXでは12角を使用したのは高価なチタンボルトをしっかりいためず扱えるようにしたものである、お分かりと思うが、12角なので、6角メガネのまた半分に角をいじめる力が減少するのである。

ソケットタイプのボルトの頭では多用されていないが,新しい形式のトルクスタイプを見かけることがある. 一般的でない工具だが,尾も月で作られた防犯用のネジ頭とことなり、一般ユーザーがイタズラに開けることの無いように合いたいコンポーネンツに用いられている. 特殊にしたため,同一径のものでは6角形のものより,工具側の一番力のかかる,部分が細くなっているので,高トルクで締める必要があるところには使われないようだ. 
ソケットボルト同様に,ボルトの材質が強く硬いものが採用されている.

ボルトの頭ではつば形状を備えた.フランジボルトがが多く見られる。
ボルトには平ワッシャーを使用する場合が多いので,当初は兼用することから着想したもののようにも見えるが平ワッシャ-が,相手材の表面を守ることを大きな目的にしているのに比し,フランジボルトでは相手材との接触面積を増すことで,より大きな力で締めることと,緩みにくくすることが目的なる. 実質的な相手材との接触面積はフランジタイプにすることで,2倍ほどになるので、柔らかいエンジンなどの多くの鉄よりは柔らかい.アルミ部品に見ることが出きるのもうなずけよう. 
現在では,かつて特殊だった,ソケットボルトにも,フランジ形状を持ったボルトが多く使われている。 エンジンや走行性能の向上に伴い.より強固に確実に締めつけたい部品が増えて来てるからである。
6角頭のボルトでは、また産業界の特性から,このような理由からフランジボルトは機械,自動車系に用いられ、強度の有る材料が使われる。が、フランジ無しは強度の必要が低い建築用なども使われるので,フランジタイプよりは弱いかもしれないと思って取り扱うことだ.

ボルトの軸部を見てみよう。
ねじ山より細いものと,ねじ山と同じ太さのものが有ることにきがつく。
ネジは普通の場合なら,ねじ山部分で破断するので,軸部はネジ底の太さでも持つという理論から,ネジ外形より細いものを,有効径ネジ(ボルト)とよんでいる。 
ボルトの価格はショップなどで¥10からぐらいのものだが,ボルト製造工場での現場の製造コストはおそらく何¥、あるいはそれ以下であろう。 
最近では,バイク自体もそうだが,コストダウンのため,材料費を削減するのが普通だ. この有効径にすることで,我々から見たら微小だが,確実に材料費は少ない. 
,有効径ボルトの大きなメリットの一つとして考えられる. 
普通,有効径ボルトは転造方式で自動化された機械で,製造されるので、有効径ボルトはそのまま転造ネジとして呼ばれることが多い. 
しかし、転造ネジの中にはネジ外径を持ったものも製造されていて,良く使われているので,このコストによる理由というのはうなずけよう。 
しかし有効径ネジはこの細身のところを利用して,軽量であることや,長いボルトでの
組みつけやすさを考慮して,使われていることも多い。レーサーなどでは重量軽減のために切削して作るボルトでも外径を一部細くすることが普通だ.

ネジ外形の太さを持つ旧来からのボルトは、エンジン内部や,ブレーキの構成部品では,多用されている, 
強度と、組み付けによる軸心の位置を維持するなどの太さによるガイド効果などが目的に含まれている. 
もちろん量産では転造方式で,製造される。 ただオスネジ形状を持つ機能部品では製造上の効率から,切削加工によるものが多い. 
時として,レーサーや,数量の少ない特殊なもの
では切削加工をしたボルト類を見つけることが出きる。転造するまでの数量が無いものだ.
変わった例では、ワークスマシンと言われるようなレーサ部品で使われる,チタン製のボルトも切削加工で作られてはいるが,航空機用などでは,チタンボルトが多用されるので,製造造コストを押さえるため転造による,外形ネジが存在し、最近では市販され手に入れられるようになった。

up050824
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2005/8/24

ネジ部;平行ネジ径
機械的な構造の多いバイクや車ではテーパーネジでは目的に達する性能が出ないケースが大半なので 平行径のねじ山を持ったボルト、スクリューが主になっているので直面する平行径の一般的なネジ、機械系のネジを考えてみよう.


テーパーネジ系ではネジ形状が先端がとがっていて,柔らかい素材にねじ込みながら押し広げるまるで、モグラのようなものだが,平行ネジではそういうことは当然起きない。
ではどうしてネジが締まるのであろう? 
ねじ込みながら相手側を引き寄せ,見方を変えればこちらを押し付けていくもので、木ネジのように,ねじ込んでいくうちにだんだん硬くなっていくものではない. 
いくらねじ込んでも最後に部品があたるまで,硬さは変わらない,
当たり前のようだが,ずいぶん性質が違うものだ. この性質を利用して,ねじ込む回転運動を直線運動に変える工作機械なども有る。
 
部品組み付けでネジが怪しくなっているときなど,部品同士はガタがあるのに、ネジが硬くなんてしまうときには、ネジに疑問を感じ,そのまま締めずに,そうっとはずして,ネジ部をよーく観察し修正するなどが必要だ。 
みればねじ山が光っていたり,錆があったりと異常が発見できるはずだ.
工学的に見ると、平行ネジはねじ山同士の摩擦力によってネジ機構が成立している。
(ちなみ木ネジなどでは径方向に押し広げて発する締付け力と、摩擦力の2つが基本メカニズム源となっている.)

ここでいうネジ機構とは、締め付けた事により自然には緩まないことを意味している.
もし丸棒に非常に薄い上をネジ山に見たてて巻き付け、展開すると図のようになる. 
正確にはネジのように巻ける展開形状はこのようになると言うことだ。
注目すべきは3角形の斜辺が直線であると言うことだ。
このため、障害が無ければ,一定の力でネジが入っていく仕掛けが出来あがっているのだ. 
図のようにネジの山から山の寸法をピッチというが,ピッチが細かければこの斜めの線は低くながいし、ピッチが大き(荒い)ければ斜線は急になる.
 ここで一般的なホームセンターなどで売っている一般ネジと、バイク用を比べて見よう。
ホームセンター径の一般ネジでは、10ミリ径(M10と呼ぶ)ではピッチが1.5ミリ、バイクや車では普通1.25ミリとなっている。(表は別記)
同じネジの長さで比較して見ると、もし同じように展開図を書いてみると斜線の長さが1.2倍も違うのである. 
この長さこそがねじ山の長さであるから、単純にねじ山部がバイク用のほうが120%も長く単純計算ではねじ山が120%強いことを意味している。
そう、それであれば同じネジ径でも.一般エジに比べ120%強く締められると言う構造になっているのだ. 
 こうした意味でも,寸法の取れないミニチュア製品では、ネジピッチを細かくしてメカニズムを維持しているのだ。
走れるミニチュアバイクということで苦心している仔猿などの場合,素人目ではポケバイの部品と同じような大きさなので,流用してもよさそうに思えるが,この理由で,車軸などのネジでも専用に細かいピッチで作るなど必要が出てきている。 
ポケバイでは一般建築ネジを多用しているのでそれだけでも使えないのだ。
 逆説的にいえば,
一般建築ネジが悪いように思えようが,材質は落ちるが、ピッチの荒い分だけ,実はネジ穴にネジを入れるときラフに作業しても大丈夫と言う利点がある。これはこれで、灯油用のポリタンの口のネジのような部分では荒いネジピッチが、良く見ないでも締められるという長所にも生きている. 
そういう意味からしたら,細かいピッチのネジははめ込み時には、より慎重な作業が必要とされるし,ねじ山も壊しやすい.   
 話を元に戻そう.ネジは摩擦力で持っている。このてんで、ピッチの違いでねじ山の長さが異なることを理解したと思うが,摩擦で接する長さも増えている点にも注目してみよう.
その分良く締まるのか!!というと残念ながらそうではない. 純粋な学問的摩擦論では面積が増えても摩擦力は増えないとされているからだ.この場合の条件は完全な平面と言うことだが,実験しても近い結果が得られる. 
ところがここで良くあるのが,現実はどうなのかと言うことだ,
理論を維持するような条件は大体の場合崩れている,加工による変形などもあるし,ゴミもある,錆もあるという取付け部では、長いネジ部では摩擦はやはり多い. 理論としてはと言うことである.

 ネジはどこでネジバカになるか?
 それでもピッチの細かいネジはより強いのは事実である.
ここでねじ山の形状を断面図で見て見よう。大まかに見て60度である. 実際には国際規格unifiで1970年頃に60どが55度に変更されてたのは知っておいて良い。
キット遊びににも通じる旧車のレストアなどでは、それ以前のモデルでは60度基準のねじ山だからだ。
オリジナルかどうか知る手がかりにはなろう.
このねじ山の断面から分かるのは、斜めの線(現物では面、ネジ面となる)が大事な摩擦面ということになる. 
そしてネジの強度面で注目したいのは縦に記した線である。
この部分がねじ山自体の強度になる,いいかえればここが切れてしまえばネジバカになるのである。
ネジを強くするにはここを増やせば良いことになる. 本当に? 現実はそうはいかない.
図のように、同じネジの長さではピッチを細かくしても、この長さの合計は同一になってしまう。
ここで、今度は図のようにM10の1.5ピッチとM10の1.25ピッチ正しく書いて見よう。
注目すべきはネジのボルト側の縦線が外にずれている点である.
確かに合計長さは変わらない.しかし外にずれたことは円周方向に広がったので,強度を受け持つ面積はましているのだ。9図?)
こうして、ピッチの細かいボルトは強い強度を持つことが出来ているのだ.


実はこの考え方のネジの強度に関する問題が,相当昔になるが私の研究所の入社試験に出た経験があり,それ以後とても良く考える原因にもなった
機械を考える興味深い点である. 
試験ではネジが切れるのはどこ,その理由を単純に記せ〜という意味のものだったと記憶しているし、本田宗一郎さんが実在した研究所と優秀な先輩たちの開発を極めた経験から作成された問題だと思う,
このようなものは社会の学校の試験では無い、意味深い問題だとおもう.回答は同じように記した)

図に有るように,精密ネジ,エンジン内部用,バイク車などでは、ピッチは細かく,一般ネジそして建築ねじなどはもっと荒くなっているのはこうした理由だ. 強度か作業性で選ぶかで決まっているのだろう。  

頭部形状
普通はスクリューネジは丸くボルトは6角形である.普通と言うからには特殊なものが有ると言うことである.
古くは加工上の問題などから4角形のボルトが博物館などの機械で見かけることがある.
工具などの事情や作業性などで,特殊な形を持ったボルトは結構存在する.
最近では防犯上の理由やメーカー以外が触れないように,一般的な工具では使えない用にした形状もそう珍しくない. 
スクリューネジなのにボルトのような頭を持ったものや,ボルトなどにスクリューネジ用の頭を持ったものさえある.
スクリューネジもボルトも、通常では標準規格に沿った大きさで、一般的に手に入る工具で作業できるようになっている.
ネジの呼び径と頭の関係は殆ど表の組み合わせであり,良く使うサイズを3、4種類覚えてしまえば,作業はとても効率的だ.
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2005/8/23

 余談から入るが、ゴムナット自体は記憶での経緯から行くと、1970年に私が学生時代に考案したゴムをノ変形を利用て締め付ける考案が、いつしか商品化されているのだと何十年も立って気がついた。残念ながら特許はとっていなかった。

 取り扱いの注意としては、ねじ部が金属、ナット部はゴムなので、耐油性のゴムとはいえ、ガゾリンなどの溶剤成分を含むものは要注意。
ネジ部をいためると、取り外しなどが困難になるので、ねじ込みは丁寧に。
そして、ぞして、事前にボルト側のねじ山に、CRCなどのシリコン潤滑剤を塗布しておく。 
またしまりきった感じがはっきりしないので、しっかり閉めたら、目視で確認も必要である。 
穴径は大きめで良いので、板金物などで、寸法の難しいものを作ったときなどにもとても有用なものだ。
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2005/8/23

仔猿のねじでは、まず基本をミリねじ系にしている。 
インチのものは旧型でのブレーキパネルをとめている特殊ボルトのみである。
なぜなら、このボルトは圧入用で、実績のある事を尊重し、また、普段は緩めることがないのでそのまま続けることにしたから。
こういう判断は、統合も大事だが、継続もしたいなど、ユーザーサイド、作り手サイドの条件で、異なるもので、自動車などでも、国際化の中で、意外やあるものだ。 
インチとミリはもともとは軍事上の防衛技術として残っているなど、いろんな説がある。
仔猿の中で、オプション部品取り付けように、ラバーナットが特殊なナットかもしれない。 
ねじを引っ張る力を使用して、ゴムを変形させ、抜けないように、絶縁や、防振をかねながら、部品の組み付けが出来るという便利ものである。
特殊なだけに比較的高価なねじだ。 外装部品など、引っ掛け構造で済ましたいところの確実性を重視したいときには将来的にも用いられていくねじであろう。
ナット自体はミリねじなので、余分を持っていると、改造などのときに重宝するはずだ。 
板ものに、あるいは板もの同士の結合に、さらに振動などを考慮したいときに有用なねじといえよう。、


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2004/1/1

原稿紛失防止の書斎です。 2005/1/〜

======機械の要素的見方で
キットものの組みたて知識を記す.
ここではバイクとしての設計要素をメインに説明を進め,バイク自体の要素も説明していく.
この本を読むと大半のキット品が触れるようになる基礎が書いてある.
使うのはDIY工具レベルなのだが本当はこうなのだと言う基本を。

---------menu zutazuta------------
1 機械の要素 
 結合もの ネジ, 
 バネ、作動材
  
2 寸法法計測、規格? 
3 部品の要素 
 4 加工の要素 DIYホーム工具のレベルで,  穴加工,軸加工、平面加工
4 最終処理の要素 . 塗装,メッキ, 包装,梱包
塗装,
5 工具や手法 、 作業工具とキーポイント
  製法なども少々あっても良い溶接。磨き


6 作業での注意など実務。 トルクレンチも記
7 外注依頼加工など,注意点 少々   
8 メンテナンす 取り扱い 裏技。。 不記??
---------------------------
1- ネジ
製法
転造ネジ
切削   と形状

ネジ元部
ネジ先端部

 ねじ材 fe,bs,al,ti  
インチミリ。

ナット n nn *

ワッシャー pl spg
回り止め

表面処理
ゆるめる締める  **工具について編で
タップ ダイス 工具

サイズ表
ネジ頭-
    -呼び方

 技 たたく,まわす,斬るなど ->8

組みつけ例は個別にすこし

ちょっと特殊なネジ 一般 eg、 スタッド、 アルミ など
---------------

1- スプリングについて, spg スポンジ ラバー 特性イメージ図


部品の保護編 --4 

4-表面処理,
 ゴムカバー

 扱いなどの留意点-要素個別 -1〜3 5(工具も消耗するなど)

3- 外装品 切削品 塗装品 メッキ品(金属)

-------3 部品の要素 
スタンド 展示 、メイン サイド, レーシング
ハンドル
ブレーキレバー レバー比など
ブレーキ
タイヤ
フレーム 
タンク
シート
ダンパー フロントフォーク,
チェーン スプロケット
クラッチ
エアクリーナー
マフラー

エンジンとかは?  オイルやメンテナンスについて。。キャブとか

apendix--
溶接について-簡単でも記
- 9 電装品 工作室的バイク,車レベル. 配線の注意点 ここまでさわって良いとか. 簡単でも記
 電線についてから.

-- ワイヤリング  ワイヤリングの注意点、綺麗に見える。 
ワイヤーについてから

--  

--試運転 


ネジ類 0119

よく、料理人の見習いは食器洗いだけしかさせてもらえないといわれる。
実際,いきなりしたことのない人に料理を作られても口にするのは疑問を感じながらであろう。
この本ではなるべく始めてあるいは知らずに使っていた部品や,機構を説明していきたいと思う.
模型やキットや工作などでも、出きるかな?と思うハードルを見て購入を決めるのだろうが,途中で,これはやったことが無かったなんてものに出会うことがある。 
また知っているつもりでも単に使っているより、ひとつでも新しい,正しい事を知っておくのでは確実性などが変わってくる。 
私も少年のころにはロケットに乗って宇宙にいって見たいと思ったものだ。
そうしたら良いものを作ったり接したりするとき,基礎知識がとても重要でそれしか頼りにならないものだ,
有る意味キットを買って,夜にでも一人作業を始めるときの気分は宇宙船にいる自分と変わらないのだ.。
そう、メカニズムアストロノートになっているのだ。
キット部品を工作し始め削ったり,仕上げたり,工作や多少間違っても目的の達成できるレベルを越え,出会うのは,やはり取付けである。 
それが初心者や子供向けには接着やはめ込みですます(ちょうどオモチャがそうだ)のだが、大人の趣味としてのキットでは、なんと言ってもネジ結合であり,どのくらいで締めるのか,これで良いのか等は,面白いところでありハ-ドルである。 
そこでネジを知っておけば.一人宇宙に放たれた,深夜の宇宙飛行士であろうとも,当たり前の基礎知識を積み重ねて,夜明けに迎えるのである。 
 ベテランとても,始めてのエンジン整備などするときとても気になる構造の初めであり終わりに出会うのはボルトであろう.


ネジ、ボルト,ビス,スクリュー など呼び方が,いろいろ有る. ネジって締めあがる,ネジって緩む機構だが,工作機械ではねじることで,移動させるメカニズムもある. (送り,圧そう)
ここではそのうちの一般的な締付け機構を考えてみよう.

ネジ、スクリュー,ボルトの呼称は。 ネジと言うのは総称であり,ねじ山を意味する場合もある。
大まかに言えば,スクリューはねじ回しで回すものであり、ボルトはスパナでまわすものとまずは思えば良い。 大まかと言ったのは技術や製品は常に進歩することから,スパナ機能を持ったねじ回しや,ネジ回し形状を持ったスパナなども小数ながら出てきているからである。
これからでも少しイメージが沸いてこないだろうか? ネジ回しでネジ切れるまで締められそうも無いし,スパナだと相当に硬く締めることが出来そうだと。 理屈もそうだが,こう考えると理論遊びでなく,自分で決めなくてはならない締付け方法の決定には自然なセンスをもつことが出来始めるのだ.

主形状;図のようにネジ部と頭部に分けて着目できる. さらに機能の高いものではネジ元部,ネジ山形状など、細かく分類されよう. ピッチ。インチ,ミリ,特

種類 形状から;ネジ部
 ネジ部の形状ではネジ部が平行(平行径ネジ)のもの, ネジ部が先っぽが細く根元が太くなるテーパー(テーパー径)のもの、の2種類がある。 どう使い方が違うのであろうか?が、ネジ部がテーパー上のものは比較的アバウトな使い方がされることが多い.たとえば木に使う木ネジなどは、下穴(ガイドになる穴)がきちんと出来てなくても使える点が,実は重要な利点であろう. つまり正確な下穴をあけることは大変,結果的には製品であれば,その分コストがかかると言うことなのだから,有意義なネジである。 必要の無いところというより,適した組み合わせも有る。 寸法のでにくい板者などで,変形が置きそうなカバー類の取付けには、むしろこれを使うことで,スムーズにうまく着けられるので,多用されている。 そうしてみると家具などでは木ネジが良く使われているし,車でも家具的要素に近い内装には見ることが出きる.
 欠点としてはどうだろうか?木ネジや似た形状のタッピングスクリューは自動車などでは上記のように限られた場所に使用されている事から分かるように,確実な機能が欲しい場合には用いられない。 正確な位置が欲しい,振動がある場所,絶対外れては困るようなものの取付け,,すなわち組みつけにはこれではなく,平行径のネジが使われる。実際バイクや車で見かけるものはこれが多いのはそうした理由がら考えればうなずけよう。機械的なネジと思えるのもそうした使用個所からも
感じているのかもしれない.
中間的なネジではテーパーでありながら,重要な機械結合に使われるものに,管用テーパーネジがあり、ブレーキ配管などに見るこtが出来る. これは配管内の液体、時には空気をネジ部より漏らさないように使われるもので、ねじり力によりネジ部のシール圧力が高まるように意図されているものだ。 整備や組みたてで,使用することがあるが,少しのねじり角で漏れ難くしているため、逆に回せば緩みやすく、オイルなどが盛れやすくなるので,あまり気分の良いネジとは思えない人が多いと思う。 その不安感を埋め合わせるためにねじ山部にはシールテープを巻きつけるのが普通である。
テーパーネジはある種特異なネジの種類と言ったほうが良いほど、仕様個所は限られている.
また、前記したネジとボルトの形状の説明からも合致するかのように,このように若干イージな結合に用いられるテーパー径ネジでは、頭がスクリュー(ねじ回し用)になっているものが普通だ.


 ネジ部;平行ネジ径
機械的な構造の多いバイクや車ではテーパーネジでは目的に達する性能が出ないケースが大半なので 平行径のねじ山を持ったボルト、スクリューが主になっているので直面する平行径の一般的なネジ、機械系のネジを考えてみよう.

.****


さらに頭部の形状がたくさんある.
材質







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