canletkitbe

1970年代といえばTシャツ文化がようやく日本にはいり定着していく時代。
1975年か６年に研究所内の、自己啓発グループとして、勝手にバイク好き同士が集まってレースや練習応援にとレースチームを作りました。
楽しい週末を送っていたのでした。

MFJにも登録したチームで、何の縛りもない楽しい雰囲気に共感してくれて有名ライダーもなぜか含まれていきました。

お～し！じゃあチームTシャツでも、作っちゃおう！
とシルクの版を起すことにしました。　
走るということと、のりで決めたチーム名のrunとかけてデザインを起すことにしました。　
定時後の食堂の机で、版下を直したり書いたりし、”ま～た、なにやってんだい”
と寄ってきた先輩デザイナーにも相談しましたが、素人パワーに呆れていたような（笑）。

ともかくそうして、版を起して、インク材料も神田あたりで買って（たっぷり余りました）来ました。　
Tシャツ素材なんてものは世に出回ってなかった時代でしたので生協でグンゼ YGを何度かに分けて購入、印刷は友達にアパ－トで苦労して、手で刷りました。
　確かアイロンがけは家に持ち帰ったかも。

予想以上に面白がったり気に入って買ってくれる人がいて。
そうして、社内では結構有名なTシャツとなりましたが、
ああいうこと今でもしてる人いるうんかいな?　

数年前、当時のシルク版がそのまま残っていたのを発見、旧友たちに話をすると、
再刷り版、やってとそそのかしてくれました。
まあいい時を思い出すスイッチみたいなものです。
実際に手で刷ることで、いろいろ失敗をしたり、その後のCkでの活動にはいい勉強になったというのが最大の利益でしょうか。

稚拙なデザイン、当時のままの版が破れなければ、何枚か作れます。